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屋上スロープの漏水原因と解決策|通行止め不要の特殊防水工法とは

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商業施設の屋上へ続くスロープ。見慣れた真空コンクリートのリング模様、その役割をご存じでしょうか? 実はこのスロープも防水層の劣化や構造上の弱点から漏水トラブルが多発しています。本記事では、スロープの漏水原因と従来工法の問題点、そして通行止め不要・機能を損なわない特殊防水改修の方法をご紹介します。

商業施設スロープに多い「真空コンクリート」とは

リング模様の正体と役割

多くのスロープ(車路)床によく見るリング(輪)が点在している「真空コンクリート」工事のリング工法ではないでしょうか。あのリングは何のために、なんの役割があるのか?自分なりに想像してみました。

①クライミングの練習
②滑り止め
③それ以外

Webで検索してみたら以下のことを教えてくれたので共有します。

真空コンクリートのメリットと特徴

ーAI による概要ー
真空コンクリートとは、コンクリートを打設した後、余分な水分を真空ポンプで除去する工法のことです。
これにより、コンクリートの強度や耐久性が向上し、ひび割れ抑制や耐摩耗性の向上などの効果が期待できます。

1)真空コンクリートの仕組み
・コンクリート打設:コンクリートを型枠に打ち込み、表面を均します。
・真空マット設置:打設直後のコンクリート表面に真空マットを設置します。
・真空脱水:真空ポンプでコンクリート中の余分な水分を吸い出し、同時に大気圧でコンクリートを締め固めます。
・仕上げ:必要に応じて、金鏝や刷毛で表面を仕上げます。

2)真空コンクリートのメリット
・高強度:余分な水分が除去されることで、コンクリートの密度が高まり、圧縮強度が増加します。
・高耐久性:水分の除去により、凍害や劣化に対する抵抗力が向上します。
・耐摩耗性向上:表面が緻密になるため、摩耗しにくくなります。
・ひび割れ抑制:乾燥収縮によるひび割れのリスクを低減できます。
・工期短縮:養生期間を短縮できる場合があります。

3)真空コンクリートの種類
・リング工法:
 コンクリート表面にリング状の溝を設け、すべり止め効果を高める工法です。

リングの役割の答えとは

ここまでAIの回答をお読みいただきました。そこで問題の答えは分かりましたでしょうか。

正解は滑り止めでした。

スロープで漏水が起きる意外な理由

勾配があるのになぜ水が溜まるのか

大規模なロードサイド店(大型商業施設)の屋上駐車場に併設されている車路(スロープ)は建屋と防水区画はそれぞれ個別になっているものが多く見られます。構造上、分離させるのは必須なのだろうと妄想して楽しんでいます。
そんな中、多数のスロープを見てまわることがありますが、大型商業施設によく見られるスロープ下のフロアに漏水が頻発している状況を高確率で発見します。勾配がついているスロープだから雨水は溜まらないのではないか?と思われる方も多いのではないでしょうか。
多くのスロープは保護防水と同じように、表層から最低50㎜下に防水層があります。しかし、何らかのきっかけで不具合を起こし階下に漏水していることがあります。実は、その原因はスロープの勾配に潜んでいるのです。

グレーチング周りの防水層破断

長い距離のあるスロープは途中にグレーチング(側溝)が付いていることが多く、グレーチング周りの防水層の破断、亀裂など脆弱した箇所から浸入した雨水が防水層内を流れて、水下の途中で階下に滴下することがあります。

クラックからの雨水浸入経路

また、強固な真空コンクリートのクラック(ひび割れ)から浸入した雨水が上記と同様に水下に向かって流れていきやはり脆弱部分から滴下します。他にも原因はありますが多くの原因がスロープには点在しているということです。

従来のスロープ防水改修方法と課題

スロープの防水改修方法でよく知られている最も多い工事内容は、上から防水材を塗布する「塗膜防水」です。
駐車場の防水改修でも同様の塗膜防水が行われますが、スロープの場合は駐車場に比べてリスクが多いです。

1)滑り止めのリングが滑らかになる
2)平坦ではない車路を駆け上がる車のタイヤの摩擦に耐えられる期間に限りがある
3)全面通行止めする期間が発生する可能性がある

結論からいうと、なんのための真空コンクリートだったのか存在意義を見失っています。つまり、現在最もポピュラーで採択されやすい塗膜防水は実は他に方法を知らないから仕方なく「やっちゃった」工事だといえます。

通行止め不要・滑り止めそのままの防水改修工法

分割工事で営業への影響を最小化

スロープをもともとの健全な状態で機能(滑り止め)はそのまま、通行止めをせずに、しかも防水工事を行ったのかパッと見ても分からない工法があって尚且つ、最長12回の分割工事でリノベーション出来れば最適だと思いませんか??

①通行止めはしたくない
②騒音による近隣住民への負担をかけたくない
③高いコストをかけたくない
④階下のテナントに迷惑をかけたくない(防水工事、失敗するな)
⑤土日祝日とイベント時は開放したい
⑥滑り止め機能もそのまま
⑦タイヤの摩擦問題も全く無し

KANA TECHSの特殊止水工法(商標登録 第6045596号)

7つの項目をKANA TECHSの特殊止水(※商標登録 第6045596号)による防水工事を採択すれば商業施設運営会社様のリクエスト+αが解決できます。

まとめ|商業施設スロープ漏水対策の新常識

真空コンクリートの機能を守る改修方法

真空コンクリート下にある防水層に防水材を圧力充填し、雨水経路をシャットアウトします。これによって、防水層内で発生する雨水の移動や浸入、浸透を防ぎパーフェクトな防水が出来上がります。

設計・施工の相談窓口

とにかく、スロープの防水改修を一括工事でも分割工事でもお考えの商業施設管理会社または運営会社の方は興味本位でもいいので図面をご用意の上、KANA TECHSにご連絡ください。

最適な工事プランをお作りします。

屋上駐車場の防水工事

屋上駐車場の防水サブスクリプションサービス
「RE-PROOF」のご案内。ぜひご覧ください。
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