ゴルフ場では美しい景観や快適な施設が魅力ですが、防水トラブルが放置されると利用者に悪印象を与えます。
レストランや大浴場での事例を交え、短期間で改善する防水工事のポイントをご紹介します。
防水問題と施工対応

バルコニー
以前、地方の山の上にあるゴルフ場を訪れた際に、クラブハウスのロッカーの内装天井が一部欠落していたのを発見したので支配人に詳しく聞いてみたら、雨が降るたびに天井裏にバケツを置いて凌いでいるとのこと。
上階からの眺望がすばらしいバルコニーを併設しているレストランのため
- 工事によって長期間お客様の視界を遮りたくない
- 一般的な防水工事をおこなうと見た目が変わり歩行も制限される
- 大規模改修工事まで予算を調達している
という3点から2年ほど放置しているらしい。ちなみに改修工事の予定は未定という。
コースの整備にチカラを入れているのだから仕方ない気もしますが、せっかく非日常を体験しにゴルフ場に来てみたら、ロッカールームやレストランなど”至る所で残念な内装がそのまま”、だと”お客様に与える印象”こそ残念だと思います。
そこで
A.営業時間外に短期間で終える防水工事
B.現状を持続できる防水予算計画
C.内装の復旧工事
の3つをご依頼があったので中長期計画表と併せて立案。
大浴場
また別の趣のあるゴルフ場では大浴場から外壁に漏水しているため外壁には白華現象(エフロレッセンス)によって鍾乳洞のような白い筋が複数発生し綺麗な外観を台無しにしていた。
やはり、ほかの業者から出てきている見積と工程表を見ても
- 浴場を長期間閉鎖したくない
- 浴場を閉鎖することで発生する損失を懸念している
という理由から現状なかなか是正工事に踏み込めないとのことです。固定概念をいったん排除した上記A~Cを立案。
いずれも早いスケジュールで工事に取り掛かり1週間弱ですべて完了。(工事サイズによる)
まとめ|プロと専門業者の連携が防水改善の鍵

結局のところ多くの施設管理や施設運営、建設会社の皆さんはその領域ではプロフェッショナルでも防水に対する見識は少ないため少しズレたところに時間とコストを費やす傾向があります。
言い換えれば、複数のカード(工法、材料、コスト)を持ち合わせている専門業者がもっと宣伝して世間に認知されれば明るい保全、是正工事がスムーズに進められるはずなので、弊社の今後の課題として真摯に取り組んでいきます。
ご依頼、ご相談がありましたらすぐ駆けつけますのでご連絡ください。

